カスタマーハラスメント社内運用ルール

第1条(目的)

本ルールは、当社が業務上使用する録音機能付きウェアラブルデバイス(以下「本機器」)について、個人情報保護法その他関連法令に基づき、適切な管理・運用を行うことを目的とする。


第2条(使用目的)

本機器は、以下の目的に限り使用する。

  1. 顧客対応時のトラブル防止および事後の事実確認
  2. ハラスメント・クレーム等からのスタッフ保護
  3. サービス品質の向上・研修への活用(※本人同意がある場合)

第3条(使用範囲と場所)

  1. 本機器は、顧客対応が発生する場所・状況に限り使用する。
  2. トイレ、更衣室、休憩室、その他私的空間では使用しない。
  3. 使用中は、顧客等に対し、必要に応じて録音中である旨を説明する。

第4条(管理責任者)

本機器および録音データの管理責任者は代表とし、使用者は管理責任者の指導に従う。


第5条(録音データの管理)

  1. 録音データは、原則として使用後30日以内に削除する。
  2. 保存が必要な場合は、管理責任者の承認を得て適切な期間保管するものとする。
  3. 録音データへのアクセスは、管理責任者が許可した者に限定する。

第6条(利用および外部提供の制限)

  1. 録音データは、以下の場合に限り利用する:
     ① トラブルやハラスメントの事実確認
     ② 顧客からの苦情・問い合わせへの対応
     ③ 必要に応じて、従業員の安全確保・弁護士・警察との連携を行う場合
  2. 本人の同意がない限り、録音データを社外に提供しない(ただし法令に基づく場合を除く)。

第7条(苦情・開示請求等への対応)

顧客等から録音に関する苦情や照会があった場合は、管理責任者が内容を確認のうえ、適切に説明・対応する。


第8条(違反時の措置)

このルールに違反して録音データを不正に使用・流出・私的利用した場合、就業規則に基づき懲戒等の処分を行う。


附則

本ルールは、2025年7月18日より施行する。内容は法改正や運用状況に応じて随時見直すものとする。